2023.8.27(日)学芸員ミニ講座「地獄・極楽の話」

「悪いことをすると地獄におちるよ」、「うそをつくと地獄で鬼に舌をぬかれるよ」…子どもの頃、こんなこと言われたことはありませんか?
仏教における地獄は、六道と呼ばれる世界の一つで、現世に悪業(あくごう)をなしたものがその報いとして死後に苦果を受ける所です。閻魔(えんま)を中心に鬼たちが罪人を呵責(かしゃく)するといわれており、八大地獄・八寒地獄など、多くの種類があります。今の私たちが思い浮かべる地獄のイメージに対して、非常に影響を与えたと考えられる絵図があります。戦国時代から江戸時代の初めにかけて成立した「熊野観心十界曼荼羅」と呼ばれるその絵図について解説しながら、地獄の移り変わり?について見てみたいと思います。地獄巡りの始まりです・・・。

講師: 瀧川和也 学芸員 (専門:仏教美術) 

時間:13:30 ~15:00(受付13:00~)

場所:三重県総合博物館 3階 レクチャールーム  定員:80名

申込:7/27(木)~8/26(土)の開館日、9:00~17:00に電話申込 

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