タンポポ調査(1) タンポポ調査の方法
現在、西日本17府県で一斉にタンポポ調査が行われています。この調査にできるだけ多くの方に参加していただくために、タンポポ調査の参加方法や、タンポポの見分け方、調査の目的などを何回かに分けて書いてみます。
もう調査は始まっているので、まず調査に参加していただく方法を書いておきます。早くに詳細を知りたい方は、「タンポポ調査西日本2020」を検索してみてください。
まず、野外へ出て、タンポポの花を探します。タンポポが咲いているのは少なくとも人が大勢いる場所ではないので、散歩のつもりで野外に出ましょう。沢山咲いている場合には、目についた1本を決めて、花を切り取ります。そして下の図の総苞外片の形が1~5のどの形かを確認します。
調査用紙(2月の通信を発送した封筒に同封しています)があれば、必要事項を記入、調査用紙がなくても、総苞の形、採取した場所(できればスマホで緯度と経度を調べ記入)、あなたのお名前・連絡先を分かるようにしてメモを書き、採取したタンポポと一緒に送ってください。封筒に直接メモとタンポポを入れて送っていただくのが楽です。タネ(綿帽子)ができておれば、少しちぎって一緒に封筒に入れて送ってください。ただし一つの封筒に入れるのは1本だけにして、混ざらないようにお願いします。できれば、違った場所で、たくさんの調査をしていただければありがたいです。タンポポをプラスティックの袋に入れるのはやめましょう。すぐにタンポポが腐ってしまいます。
私は百均の70枚入り100円の封筒を持ち歩き、タンポポを採取するごとに一つの封筒に入れて、封筒に総苞の形、採取した場所の目印と環境、を書き込み、持ち帰って緯度経度を確認してそれも封筒に書きこんでいます。
総苞1は典型的な在来種、5が典型的な外来種です。(布谷)
送り先 〒514-0061 津市一身田上津部田3060 三重県総合博物館タンポポ調査係
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